積水ハウス=ゼロエネ住宅比率、2020年度91%
大手住宅メーカーの積水ハウスは26日、2020年度の新築戸建住宅でネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ゼロエネ住宅:*)の比率が91%と昨年の87%から上昇したと発表した。同社は、第5次中期経営計画で示した2022年度までの目標である90%を前倒しで達成した。地域別では、2020年度の目標比率を北海道以外の地域で80%、北海道で50%としていたが、実績がそれぞれ91%、72%といずれも目標を上回った。同社のゼロエネ住宅の累積戸数は、2021年3月末時点で60,843戸と昨年3月末の51,793戸から大幅に増加。戸建てに加え、賃貸住宅でもゼロエネ化を進めており、二酸化炭素(CO2)で換算した2020年度の合計した温室効果ガスの排出削減幅は、2013年比で55%と推計されるという。 *屋根や外壁の断熱性能などを大幅に向上させ、同時に、高効率な設備システムを導入することにより、室内環境の質を維持しつつ、大幅な省エネルギーを実現させる。さらに、そのうえで、再生可能エネルギーの導入により、年間の1次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅。ZEH(ゼッチ)とも略称される。
積水ハウス 戸建住宅のゼロエネ住宅比率の推移 出所:積水ハウス 記者発表文 (ZEH=ゼロエネ住宅) |
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