ダイムラー・トラック=水素燃料電池トラックの普及を推進―シェルと
商用車大手のダイムラー・トラックは20日、ロイヤル・ダッチ・シェルのグループ企業であるシェル・ニュー・エナジーズと欧州で水素燃料電池トラックの普及を推進することで合意したと発表した。両社は水素充填インフラ(水素ステーション)の構築と燃料電池トラックの供給を通じ、トラック輸送の脱炭素化を支援する。
ダイムラーの発表によると、シェル・ニュー・エナジーズは、グリーン水素(*)の製造拠点であるオランダのロッテルダム港、ドイツのケルンとハンブルグの3か所に進出し、水素燃料の供給網構築の準備に着手する。計画では、シェルは3拠点の間で、2024年から大型車両に対応できる水素ステーションのネットワークを運営し、ダイムラーが2025年から水素燃料電池の大型トラックの販売を開始する。2025年までに水素の利用可能な輸送道路を1,200kmに伸ばし、2030年までには、150カ所の水素ステーションの展開と、水素燃料電池の大型トラックの5,000台程度の供給を目指す。 * 再生可能エネルギー由来の電力を利用し、水を分解して製造する水素。製造過程で二酸化炭素を排出しない水素。
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