NTT=自社分の温室効果ガス、2040年に実質ゼロ
日本電信電話(NTT)は28日、グループ企業全体の温室効果ガスの排出量を2040年度に実質ゼロ(カーボンニュートラル)とする目標を発表した。温室効果ガスの削減対象は、燃料の燃焼などにより自社で直接排出する分と、他社から供給を受けた電気・熱・蒸気の使用で間接的に排出する分。国際的な基準であるGHGプロトコルでは、それぞれスコープ1と2に分類される自社分の排出量に相当する。 加えて、実質ゼロまでの中間目標として、2030年度に2013年度比で80%削減する基準も設定した。2030年度には、NTTグループのうち傘下のNTTドコモのグループ15社とデータセンターは、全体に先行して実質ゼロを達成する計画。 NTTは温室効果ガスの実質ゼロの主な方策として、(1))再生可能エネルギーの利用拡大、(2)2030年の実現を目指し開発中の光技術を使う通信網「IOWN(アイオン)」の導入による電力消費量削減―を示した。温室効果ガスの削減効果はそれぞれ45%とし、残りの10%については省エネルギーで達成するとしている。
図の出所: NTT 記者発表
|
東京 : 電力チーム 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.