ブルーバイオ=日本初の安定供給補償保険付バイオマス燃料供給を開始へ
ブルー・バイオマスフュエル(東京都千代田区)は9月末、バイオマス燃料のサプライチェーンを確立し、安定供給するための新規プロジェクトを開始すると発表した。同社はマレーシアを拠点に、PKSを日本の発電事業者に販売供給している。
日本向けのバイオマス燃料については、サプライチェーンの過程で発生する工場火災や自然災害などで、供給が途絶えるリスクがある。実際にトラブルが生じた場合、売主である燃料供給業者が、スポット市場などで代替燃料を調達し、買主である発電所などの燃料使用者に供給している。超過コストも供給業者の負担となる。
ブルーバイオの発表によると、損害保険ジャパンと共同で開発した保険スキームにより、これらの偶発的な事故が発生した場合、コスト負担などを保証。発電事業者の調達時の懸念を解消し、他社との差別化を図る目的もあるようだ。
同社は9月29日~10月1日に東京ビッグサイトで開催されたバイオマス展に出展し、顧客に対し新規プロジェクトについて説明した。
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