商船三井=モーリシャスでの波力発電事業、経産省の補助事業に採択
商船三井は同社の提案したモーリシャスでの波力発電の調査事業が、経済産業省の公的補助事業に採択されたと発表した。8日の発表によると、海洋エネルギー設備の英ボンボラウェイブパワー、国際開発の助言・支援の日本開発政策研究所(東京都)と共同でデジタル技術を活用した波力発電の実行可能性を西インド洋の島国であるモーリシャスで調査する。商船三井は同社がチャーターしていたばら積み貨物船「WAKASHIO(わかしお)」が2020年7月にモーリシャス沖で座礁した事故の後、現地の自然環境保護・回復のプロジェクトや社会貢献活動を実施してきたと説明。モーリシャスは2030年までに再生可能エネルギーの割合を35~40%まで引き上げる工程表を策定しており、このうち波力発電も将来的な電源構成の一つと位置付けたという。これらを踏まえ商船三井は、同国の環境政策に貢献するため今回の提案に至ったとしている。
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