アスクル=再エネ由来の電力、12月に導入率57%
アスクルはグループ全体で使用する電力のうち再生可能エネルギー由来の電力が12月1日に57%に達したと発表した。1日の記者発表によると、2018年5月から再エネ導入を開始したグループは今回、大阪府吹田市にある同社最大の物流センターで使用電力の全量を、非化石証書の活用により再エネ由来の電力に切り替えた。 アスクルは「環境価値のある電力を調達しやすい環境が整えられてきている」ことを受けて、同物流センターで「非化石証書を活用した再生可能エネルギーを100%導入することが可能となった」と説明。政府は今年、非化石証書の制度を見直し、再エネ固定価格買取制度(FIT)の対象である電源を由来とする非化石証書(FIT非化石証書)については、入札の買い手として従来の小売電気事業者に加え、新たに最終需要家や仲介事業者の参加も11月26日の入札から解禁した。最低価格も1kWhあたり0.30円に設定し、旧制度下の1.30円から値下げした結果、需要家に有利な条件となった。 アスクルが同物流センターで再エネ由来の電力の使用を開始したのは今年7月。当初の導入率10%だったが、この際も、非化石証書を活用したという。7月時点の本社・物流センター・子会社を含むグループ全体の再エネ由来電力の導入率は38%だった。
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