熊谷組は13日、清本鐵工と木質ペレットを半炭化させて発熱量を高めたバイオマス燃料「ブラックバークペレット」(BBP)を開発したと発表した。現在、使い道がなく産業廃棄物として処理されている国産のバーク(樹皮)を原料に使う。BBPの発熱量は石炭並みのキログラムあたり6,000キロカロリー。石炭火力との混焼にも向いており、石炭火力への混焼率は最大30%以上も可能としている。まずは2022年から愛媛県西条市でBBPの製造、販売に着手し、その後の全国展開を視野に入れる。バークの調達は住友林業フォレストサービスが手掛ける。
