Jクレジット=第12回入札、再エネの落札平均2,995円
Jクレジット制度の事務局は28日、政府保有クレジットの第12回入札販売の落札平均価格について再エネ発電由来が二酸化炭素(CO2)1トンあたり2,995円(税抜)、省エネ他が1,574円と発表した。昨年4月実施の11回の平均は再エネ発電が2,536円、省エネ他が1,518円。値上がり幅は、再エネ発電は459円、省エネ他が56円。
今回の入札は1月12日から19日にかけて実施。再エネ発電は入札者20に対し落札者が10で、省エネ他は6に対し5だった。総入札量は再エネ発電が59万4,693トン、省エネ他が10万9,305トン。総販売量は、再エネ発電が25万トン、省エネ他が2万4,305トンだった。落札価格の中央値は、再エネ発電が2,820円、省エネ他が1,575円
Jクレジット制度は、再生可能エネルギーの活用や省エネルギー設備の導入による温室効果ガス(二酸化炭素:CO2)の削減量や、森林管理による温室効果ガスの吸収量をクレジットとして国が認証する制度。経済産業省と環境省、農林水産省が共管する。認証を受けたクレジットは、売買することが可能なほか、低炭素社会実行計画の目標達成やカーボン(温室効果ガス)・オフセットなど、様々な用途への活用が可能。一方、クレジット代金は、クレジットの創出者に還元され、新たな温室効果ガス削減の取組などに活かすことができる。
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