JAPEX=マレーシアのCO2回収・貯留の共同調査に2社参加
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石油資源開発(JAPEX)は29日、マレーシアの国営エネルギ―企業であるペトロナスと1月から同国で推進する二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)の共同調査に、日揮グローバルと川崎汽船が参加すると発表した。共同調査ではマレーシアのCO2地中貯留のための適地調査や技術的検討を20カ月程度の予定で実施中。調査は、サラワク州ビンツルにあるペトロナスのLNG基地からのCO2の回収・輸送や、マレーシア国外からの将来的なCO2受け入れの可能性などの検討を含む。今後はこれまでにペトロナスとJAPEXで進めてきた概念検討に基づき、より具体的な検討に入るという。 ペトロナスとJAPEX、日揮グローバル、川崎汽は候補地のCO2貯留可能量の算定、最適な貯留方法などのCO2の地中貯留技術、排出量や回収可能量の試算を含むCO2の最適な回収・輸送方法、地中貯留したCO2のモニタリングなどの具体的な評価手法の確立で協力する。さらに今後の実証試験や事業化を視野に入れた経済性の試算や事業スキームの検討、CCSに関する法制度の調査なども実施する予定。
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