JX開発など3社=「CO2ネガティブ水素」利用を調査、NEDO事業に採択
ENEOSホールディングス傘下のJX石油開発と電源開発、みずほリサーチ&テクノロジーズは10月27日、国産バイオマスから「二酸化炭素(CO2)ネガティブ水素」の製造を目指す3社共同の調査事業が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として採択されたと発表した。調査期間は10月から来年9月までの予定。 調査の母体となる事業はJX開発が新潟県胎内市にある中条油業所の周辺で、電源開発と共同で取り組む実証試験。CO2の回収・貯留を伴うバイオエネルギー(BECCS)により、吸収されるCO2が排出より多い「CO2ネガティブ水素」の製造に挑む。NEDOの採択事業では、水素やバイオマスなどで調査実績を持つみずほリサーチが加わり、近隣で調達した木質バイオマスを原料に、ガス化技術とCCS(CO2回収・貯留)技術を組み合わせてCO2ネガティブ水素を製造・輸送・利用するBECCSの実現に向けて調査と検証を実施するという。
(BECSS イメージ図)
図の出所: JX石油開発、電源開発、みずほリサーチ&テクノロジーズ 記者発表
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