国際農研=バイオマス燃料ベンチャーを設立、パーム油生産の残渣活用
国際農林水産業研究センターは9日、バイオマス燃料ベンチャーの「JIRCASドリームバイオマスソリューションズ」を設立したと発表した。未利用アブラヤシを原料とするバイオマス燃料製造、製造プラント設計に関する事業化コンサルティングなどを手掛ける。パーム油原料であるアブラヤシを巡っては、環境負荷の観点からパーム油生産後に生じる残渣の処理が長年の課題だった。国際農研はこれまで残渣の活用研究に取り込んでおり、代表的な残渣であるアブラヤシの古木(OPT)、OPTの枝葉(OFF)、また搾油後に残るヤシ殻空果房(EFB)から燃料用木質ペレットを製造する技術などを開発。JIRCASドリームバイオの運営を通し、積み上げたノウハウの活用と環境に調和したアブラヤシ産業の形成をめざす。
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