三井住友銀=海外森林ファンドに出資、炭素クレジット取扱へ
三井住友銀行は12月22日、海外の森林ファンドであるリフォレステーション・ファンド(TRF)に対する出資契約を締結したと発表した。同行初の森林ファンドへの投資。南米の放牧地で木材用植林や森林保全の植林を行うTRFの事業により吸収される二酸化炭素(CO2)は、国際的に認められた民間基準に従いカーボンクレジット(炭素クレジット)として認証を受ける予定。三井住友は、TRFの植林事業を金融面から支援し、認証を受けた炭素クレジットの販売も扱う。森林投資のBTGパクチュアル・ティンバーランド・インベストメント・グループ(TIG)がTRFを管理、運営する。TIGはブラジルの投資銀行であるBTGパクチュアルグループの傘下企業。TRFの事業に対しては、国際的な環境NGO(非政府組織)であるコンサベーション・インターナショナルが事業の透明性や説明責任、影響について助言するという。TRFは植林事業で適切な森林管理を認証するFSC(森林管理協議会)などの国際的認証も取得する。
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