イタリア炭化水素公社(ENI)は2日、持続可能なモビリティ事業に特化した新会社であるENIサステナブルモビリティを設立したと発表した。
　新会社は、バイオ燃料の精製、モビリティ製品の販売やサービスの提供をイタリア国内外で推進。ENIがエネルギー複合企業に進化することを目指す。ベネチアやジェーラにあるバイオリファイナリーを含む既存の施設などを活用するうえ、マレーシアのリボルノとペンゲランで検討する新プロジェクトの管理にもあたる。
　このほか欧州の5,000を超える販売拠点を生かし、水素、電力、バイオメタン、水素化植物油(HVO)などの有機起源の燃料、瀝青、潤滑油などの販売も手掛ける。ENIの他のモビリティ関連サービスもサポートするという。