ANA、JAL=SAF調達で伊藤忠商事らと覚書
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は19日までに、持続可能な航空燃料(SAF)の調達に関して、再生可能燃料の製造を目指すレイヴェン(米国ワイオミング州)、伊藤忠商事と合意し、それぞれ2社と覚書を結んだ。2025年からレイヴェンが手掛けるSAFを調達する予定で、航空業界のカーボンニュートラル実現につなげる。
レイヴェンは21年8月に伊藤忠商事が出資した。植物系廃棄物や都市ごみなどから水素やSAFといったクリーン燃料を製造する技術を有しており、24年初めから水素製造プラントの商業運転を開始する計画だ。25年にも米国カリフォルニア州でSAFの生産を目指しており、34年までに欧米で年間20万トン規模を生産する見通しである。
今後、各社へのSAFの供給量や価格を協議する。
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