LIXIL・東ガス=水素利用でアルミ形材の熱処理に成功
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建材・設備機器大手のLIXILと東京ガスは25日、LIXIL国内工場で水素を利用したアルミ形材のエージング処理(強度を高めるための熱処理)を行い、製品の品質に影響がないことを昨年12月7日に確認したと発表した。実際の生産設備での水素燃焼によるアルミ形材の熱処理の成功は、世界初とされる。 両社はこのほか製造工程から発生する副生水素の回収・利用についても検証を共同で進めてきた。昨年8月にアルミ形材を製造するLIXILの国内工場の表面処理工程(アルマイト処理)で実施した検証試験では、発生する水素を90%以上の効率で回収することに成功。今後は経済性の向上などに取り組み、回収した水素の利用も含め検証を進める計画。
(注) エッチング: 薬品やガス、イオンなどを利用して表面を一部削る処理 アルマイト: 電気分解によりアルミ表面を酸化させ皮膜を生成、耐食性や耐摩耗性、耐候性を高める処理 図の出所: LIXIL、東京ガス 記者発表
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