Jパワー・住商=ガス化褐炭利用の水素製造、豪州で事業化検討
電源開発(Jパワー)と住友商事は8日、オーストラリアでガス化褐炭を利用する水素製造の事業化を共同で検討すると発表した。Jパワーの多目的石炭ガス製造技術(高効率の合成ガス製造技術)開発と、同技術を適用したJパワーと中国電力による大崎クールジェン(低炭素石炭火力発電)プロジェクトの成果を踏まえ、検討を進める。2022年に終了した国際水素サプライチェーン構築の実証から得られたデータや知見に加えて、二酸化炭素(CO2)分離・回収(CCS)技術も併用し、生産工程で排出するCO2の少ない「クリーン水素」の製造を目指す。 南東部のビクトリア州ラトロブバレーで、現地の豊富な褐炭資源を使用して水素を製造し、同国内での利活用のほか、商用規模の国際的なサプライチェーン(供給網)の構築も図る。
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