NCCC=炭素クレジットのシンガポール企業と協業、基本合意書を締結
ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(NCCC)は10日、カーボンクレジット(炭素クレジット)市場の活性化を目指し、一般社団法人としての設立総会を開催した。設立と同時に、炭素クレジットを扱うシンガポールのエアカーボンと協業の基本合意書を締結した。 理事長には九州大学の馬奈木俊介教授が就任。森林や農地、海洋資源など自然資本による二酸化炭素(CO2)吸収量を、テクノロジーで測定、評価、クレジット化することにより炭素クレジット市場の拡大を促す。 エアカーボンは、国連変動枠組条約(UNFCCC)の事務局や、国際的な炭素クレジット取引所であるエアカーボン・エクスチェンジ(ACX)と提携関係にあるという。NCCCは海外案件を含めてエアカーボンとの協力関係の構築を図る。 NCCCの参画企業は、損害保険ジャパンやソフトバンク、Green Carbon、日本旅行など。新しくNCCCの正会員となった全国古民家再生協会とは協力して、古民家の利活用によるCO2吸収・削減量を評価、測定することを目指す。
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