東ガスネット=仏ガス導管企業と協定締結、脱炭素市場開拓などで協力
東京ガスの導管子会社である東京ガスネットワークはこのほど、仏ガス導管事業のGRDFと、カーボンニュートラル(炭素中立)市場の開拓などで協力協定を締結した。脱炭素社会の実現に貢献するため合成メタンやバイオガス、水素などの市場開拓で情報交換や人材交流を行う。 市場開拓のほか、研究開発や現場技術・ノウハウ、制度・法律でも協力する。研究開発のテーマは合成メタン、バイオガス、ガス利用、スマートメーター、デジタルトランフォーメーション(DX)など。現場技術・ノウハウでは、都市ガスや圧縮天然ガス(CNG)、液化天然ガス(LNG)といった天然ガスの需要開拓や、ガス導管の設計・施工・維持管理などを対象とする。 親会社の東ガスは合成メタンについて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同で、既存技術を組み合わせた「ハイブリッドサバティエ」と呼ばれる効率的な製造方法を開発中。並行して、水と二酸化炭素(CO2)から直接メタンを合成する「PEMCO2」技術の開発にも大阪大学などと共に取り組んでいる。
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