2社共同=静岡県でICT活用の林業事業を開始、炭素クレジット創出も
ふもとっぱら(静岡県富士宮市)と興農GPSSインベストメントマネジメント(KGIM、長野県長野市・東京都)は、情報通信技術(ICT)を活用してカーボンクレジット(炭素クレジット)の創出を含む林業事業を共同で始める。両社は、ふもとっぱらが管理する719ヘクタールの富士山麓の森林を対象に炭素クレジットを創出するほか、林業の業務効率化などを手掛ける。 KGIM は、Jクレジット制度に基づく森林由来の炭素クレジットを創出し、ふもとっぱらの森林伐採計画と伐採業務をモニタリングする予定。人工衛星やドローン(無人機)から取得するデータをモニタリングで使用し、欧米の炭素クレジットの審査基準を満たす水準を目指す。 KGIMの親会社で再生可能エネルギーを扱うGPSSグループの各社からも、森林管理に必要なデジタル化された測量技術などを導入する。 無人機は作業支援でも活用する。ふもとっぱらの森林事業部による山間部での作業を支援するため、40㎏を超す工具や資材の運搬実証を行い、業務効率化に取り組む。 両社は共同で事業のノウハウを開発し、ふもとっぱらを中心に静岡県と中部地域へ展開していく計画。
(デジタル測量と40kgの貨物輸送に使用する無人機) 写真の出所: 興農GPSSインベストメントマネジメント 17日発表資料
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