トーイング=バイオ炭による農地CO2削減、Jクレジット制度で承認
|
名古屋大学発のベンチャー企業トーイング(TOWING、名古屋市)は6月28日、「バイオ炭の農地施用」の方法論による同社のプロジェクトが、Jクレジット制度の認証委員会で承認されたと発表した。トーイングは承認されたプロジェクトにより、2031年までに約46万5,507トンのCO2を削減・吸収する計画。同社はプロジェクトで創出するJクレジットを販売し、その収益をプロジェクトに参加する農業者や農業団体などに還元する予定という。 承認されたプロジェクトでは、トーイングが開発したバイオ炭を使用する。発表によれば、生物由来の資源であるバイオマスを農地に投入すると、バクテリアに分解され二酸化炭素(CO2)が発生する。一方、同社が開発したバイオ炭を撒くと、CO2が排出されず農地に固定されるという。開発したバイオ炭は、畑10アールあたり1~4トンのCO2を固定することが可能で、その他にも、有機肥料に適した土づくりの期間短縮、作物の収量の向上などといった土壌改良剤としての効果を持つ。
(トーイングが開発したバイオ炭のCO2固定効果) 図の出所: トーイング 発表資料
|
東京 : 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.





