兼松は6日、環境技術の新興企業である豪サムサラ・エコに出資したと発表した。サムサラが実施した第三者割当増資を兼松が引き受けた。サムサラは、短時間でプラスチック(ポリマー)をその構成要素(モノマー)に分解できる酵素リサイクル技術を持つ。
サムサラの技術により、廃プラを繰り返し再生できるほか、従来の再生過程より多くの温室効果ガスを削減し、布地など不純物や添加剤などを含むプラスチックを再生することも可能という。兼松はサムサラの技術を活用した循環型事業の確立に向け、日本とアジアで廃プラ回収から再生樹脂の製造、供給までのサプライチェーン(供給網)構築を進める。

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