全日空=「CO2直接回収技術」由来の炭素クレジット、米企業から調達へ
全日本空輸(ANA)は、大気中から二酸化炭素(CO2)を直接回収して貯留する「DAC」技術由来の炭素クレジットを米企業から調達する。1日の発表によると、石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロレアムの子会社であるワン・ポイント・ファイブ(1PointFive)と契約を交わした。全日空は2025年から3年間で計3万トン以上の炭素クレジットをワン・ポイントから購入する予定。航空会社がDAC技術を由来とする炭素クレジットの調達契約を締結したのは世界初という。 ワン・ポイントは、テキサス州で建設中のDACプラントを2025年中に運転開始する計画。同社はカナダの新興企業であるカーボン・エンジニアリングのDAC技術を使用する。全日空はDAC技術について、「運航上の改善や航空機などの技術革新、持続可能な航空燃料(SAF)の活用では削減しきれないCO2を除去する手段」としている。
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