AGC・三菱ガス化=ガラス製造のCO2由来メタノール、製造販売を検討
AGCと三菱ガス化学は、建築用ガラス製造時に発生する二酸化炭素(CO2)を原料とするメタノールの製造・販売の検討を開始する。三菱ガス化が開発した技術によりAGCの鹿島工場でメタノールを製造し、2030年ごろまでに事業化することを目指す。三菱ガス化が既存の販売網を通じて需要家を開拓する。 CO2のメタノールへの変換では、二酸化炭素回収・利用(CCU)技術も利用する計画。AGCは化学品事業の原料として使用しているメタンガスを、将来的にCO2由来のメタノールに置き換えることも検討する。 メタノールはさまざまな化学品への転換が可能な幅広い用途を持つ物質。政府が6月にまとめた「カーボンリサイクルロードマップ」では、基幹物質のひとつとして分類されている。AGCと三菱ガス化の8月31日の発表によると、メタノールは近年、合成樹脂の原料であるエチレンやプロピレンへ転換する用途が拡大しているという。
(CO2由来メタノール:製造販売の検討) 図の出所: AGC,三菱ガス化学 発表資料
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