INPEX=米ヒューストン港で大規模低炭素アンモニア事業の共同開発
INPEX、エア・リキード、LSBインダストリーズ、Vopak Moda Houston(VMH)の4社は3日、VMHが米国テキサス州ヒューストン港に保有する既存アンモニアターミナルを活用し、共同で低炭素アンモニア事業の概念設計(pre-FEED)を開始することに合意したと発表した。
4社は、天然ガスを原料として低炭素化水素を製造し、2027年末までに年間110万トン以上の低炭素アンモニアの商業生産を目指す。INPEX広報担当によると、110万トンのうち、21万トンについては低炭素水素を含むという。CCS技術の導入でコスト増が見込まれるものの、今後は設備の拡張も検討し、2027年には水素およびアンモニアの販売利益によって黒字化する見通しだ。
製造した水素とアンモニアは、2027年をめどに日本や韓国などの石炭火力発電での混焼に利用。また、アンモニアはクリーン水素の運搬時や、グリーン化への切り替えを検討する欧州の既存の肥料向け、アンモニア燃料船の需要拡大に伴う船舶燃料向けなどを想定している。
4社は今年、すでにこの事業の調査を終えており、ヒューストン港をプロジェクト候補地として選定している。同港は世界第2位の石油化学産業集積地とされ、当該施設の建設候補地は原料となるガスや水を供給するパイプライン網の近隣に位置する。他の関連施設へのアクセスも容易という。
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