コスモエネルギーホールディングスと東洋エンジニアリングは23日、二酸化炭素(CO2)を原料とするメタノール合成に関する検討について基本合意を締結した。コスモグループの製油所などから発生するCO2を由来とする製品の生産を目指し、CO2削減効果や投資の採算性などを共同で調査する。

東洋エンジは水素と、製油所や工場から分離・回収したCO2からメタノールを直接合成できる技術を持つ。CO2から直接合成するメタノールは、基礎原料として化学製品や船舶用燃料などの生産に利用が可能であると同時に、CO2回収・利用(CCU)によるCO2削減の素材としても期待が大きいという。