アイラボ=水素エンジンのトラック開発、JALエアテックと業務提携
水素エンジン開発を手掛けるアイラボ(i Labo、東京都中央区)は10月31日、JALエアテックと、水素エンジン搭載のトラック開発で業務提携を結んだと発表した。アイラボの水素エンジンに関する開発力と、JALエアテックの特殊車両の設計・製作の知見を組み合わせて相乗効果を狙う。 アイラボは、既存のディーゼルエンジンを搭載するトラックを、部品交換や制御機器の変更などにより、水素を燃料とするトラックに転換する「水素化コンバージョン」の開発に取り組む。記者発表によると、水素化コンバージョンは既存のエンジン技術を活用するため製造コストが低く、化学工場などで発生する低コストの副生水素の活用が可能という。 一方、日本航空のグループ企業であるJALエアテックは、航空機をけん引するトーイングトラクターなど航空機地上支援車両の整備や保守、特殊車両の設計、製造のエンジニアリングなどを手掛ける。 業務提携では、アイラボが開発する水素エンジンや水素燃料系装置、エンジン制御システム、安全装置などを提供する一方、JALエアテックが車両に搭載するための架装(特殊装備)の設計と製造を担当する。
(「水素化コンバージョン」のイメージ) 図の出所: アイラボ 発表資料
|
東京 : 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.