伊藤忠=スエズ運河で船舶用アンモニア燃料の供給、共同開発へ
伊藤忠商事はこのほど、エジプトのエンジニアリング・建設大手であるオラスコム建設とエジプト・スエズ運河におけるアンモニア・バンカリング(船舶用燃料の供給)の共同開発に関する覚書を締結した。10月25日の発表によると、伊藤忠はこれまでにも、提携する企業とともにシンガポールとスペイン(ジブラルタル海峡)でアンモニア・バンカリングの開発を進めている。今後、他の欧州地域やパナマ運河、日本、その他の国際的な海上物流の要衝地域でも並行して船舶用アンモニア燃料の供給網の開発を推進する計画という。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2021年、公募したアンモニア燃料船の開発などの事業で、4件の計画を採択。伊藤忠が日本シップヤードなどと応募した共同計画も同公募で採択された。事業規模は約30億円で、このうち支援の予定規模が約20億円。伊藤忠は、同事業と一体的な形でアンモニア・バンカリングの開発に取り組んでいる。
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