住友林業=木質バイオマス化学品、研究開発を共同で開始へ
住友林業とGreen Earth Institute(グリーン・アース・インスティテュート、東京都新宿区)は15日、木質バイオマスを原料として化学品や燃料などを製造する事業(バイオリファイナリー事業)の推進で業務・資本提携を締結した。両社は森林資源の用途拡大に向けて木質バイオマス化学品の研究開発を共同で始める。 両社の最初の目標は、木材成分の分離技術を確立と木材の新たな用途の開拓。木材の主成分であるセルロースとヘミセルロース、リグニンを分離する技術を開発し、各成分の有効利用を含む新規事業の立上げを目指す。セルロースとヘミセルロースはバイオプラスチックやバイオマス由来の航空燃料や食品、バイオゴムなどの原料になるという。リグニンは活用技術の商業化に向けて研究開発を進める。 協業を進めるため両社はプロジェクトチームを組む。住友林業が筑波研究所で蓄積した木材に関する研究成果、グリーン・アースが研究・開発しているバイオリファイナリー技術をそれぞれ提供する。将来的には木質バイオマスを原料とした化学品の商用生産を目指す。
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