農水省=Jクレジット、「肉用牛へのバイパスアミノ酸給餌」が制度対象
農林水産省は22日、国が二酸化炭素(CO2)削減量を認証する「Jクレジット制度」で、「肉用牛へのバイパスアミノ酸の給餌」が方法論として新たに対象となったと発表した。新しい方法論では、バイパスアミノ酸と呼ばれる化合物を加えた飼料で肉用牛の成育を促進し、肥育期間の短縮などにより枝肉重量当たりの温室効果ガスの排出量を削減する。新方法論の施行により農業分野の方法論は6件となった。 バイパスアミノ酸は、不足しやすいアミノ酸を、牛の胃(ルーメン:第一胃)で分解されることなく小腸まで届くように加工したもの。バイパスアミノ酸を飼料に加えることにより余分な栄養素を与えず、肉用牛が効率的にアミノ酸を利用することが可能となり、成育が促進されるという。
(新方法論・「肉用牛へのバイパスアミノ酸の給餌」: イメージ) 注) CH4:メタンガス、 N20:一酸化二窒素、 GHG:温室効果ガス 図の出所: 第32回J-クレジット制度運営委員会資料
|
東京 : 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.