経産省=Jクレジット売却先を公募、再エネと省エネの合計65万トン
経済産業省は4日、同省が保有するJクレジットの売却先の募集を開始した。売却量は合計65万4,326トン。このうち、再生可能エネルギー発電由来が43万2,323トン(二酸化炭素)、省エネルギー他由来が22万2,003トン。「企画競争」形式による応募の受け付けは、12月25日12時に締め切る。 応募の単価は再エネ(電力)が1トンあたり2,972円以上、省エネが1,554円以上とし、1件あたり1億円が上限。再エネ(電力)と省エネの2種の買い取りが条件で、どちらか1種のみの応募は認めない。応募の最低規模は2種とも5,000トンとする。採択件数は最大で7件程度の予定。 応募者は申請書などのほかに、クレジットの流通に関する企画提案書を提出することが必要。応募の採択は、第三者の有識者で構成される委員会で決定する。同委は、買取金額の高さだけでなく、適正な価格形成の観点からクレジット流通の計画内容や組織体制などについても審査する。必要に応じて、応募期間終了後に企画提案に対するヒアリングも実施するという。 経産省は募集要領で「保有するクレジットを炭素価格の形成に寄与する形で流通させる目的から、本売払いによって買い取ったクレジットについて、数量・価格の公示機能を持つ取引プラットフォームにおいて流通する予定のある者を高く評価」するとしている。
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