出光興産=JクレジットでCO2相殺の燃料油を販売、温対法に対応可能
出光興産は、政府が二酸化炭素(CO2)の削減を認証する「Jクレジット制度」を活用した燃料油の試験販売を21日から開始した。使用する際に排出するCO2全量をJクレジットで相殺する燃料であるため、地球温暖化対策推進法(温対法)に基づく温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度で利用することが可能となる。 出光は今年7月から販売を始めた炭素クレジット活用の商品群に加え、、同社グループ会社を通じてJクレジットを活用した燃料の普及を図る。試験販売により、出光がJクレジットの調達と運用を確認する。来年3月からは系列特約の全店で販売を開始する計画。 Jクレジット利用の燃料に先行して出光が販売中の炭素クレジットを活用した燃料は3種。いずれも、民間主導の炭素クレジット(ボランタリークレジット)を利用した燃料で、CO2排出量に対する削減割合に応じ、100%、50%、10%の設定。民間主導の炭素クレジットを利用した燃料は、需要家の自主的なCO2相殺(オフセット)として活用できる。
(JクレジットでCO2を相殺する燃料油の仕組み) 図の出所: 出光興産 発表資料(2023年12月25日)
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