経産省=GXリーグ公式サイトに情報公開欄、企業の脱炭素取組を発信
経済産業省はこのほど、脱炭素に積極的な企業が集う枠組み「GX(グリーン・トランスフォーメーション)リーグ」の公式サイトに新たな情報公開欄を開設した。新設の「GXダッシュボード」では、GXリーグに参画する各企業が設定する温室効果ガス(GHG)の削減目標など脱炭素に向けた取り組みの状況を公開する。 GXリーグの参画企業は現在、568社。2030年度と2025年度までのそれぞれの排出削減目標を自主的に設定し、試行的に開始する排出量取引にも参加する。GXダッシュボードでは、参画企業の排出削減目標や各社のサプライチェーン(供給網)上での削減の取り組みが公表されており、来年度以降は各社の排出量の実績なども公表される予定。 経産省の16日の発表によると、これまでにデータ提出済み企業の2021年度の直接排出量合計は、日本のGHG排出量の5割超を占め、2025年度の直接排出削減目標の合計が6.2億トン、2030年度の直接排出量削減目標の合計が4.8億トンとなった。データを提出していない企業の情報については、ダッシュボードに追加掲載するなどして1カ月ごとに更新するという。 GXリーグは現在、2024年度からの途中参画を受け付け中。GXリーグ「第1フェーズ(2023~2025年度」の参画募集は2024年度が最後となり、2025年度は実施しない。
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