岩谷産業=水素混合LPガスの導管供給、相馬ガスと共同で実証事業
岩谷産業は、福島県南相馬市を拠点にして業務を展開する相馬ガスホールディングス、相馬ガスと共同で、水素を混合した液化石油(LP)ガスの導管供給の実証事業を行う。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がこのほど、3社の共同計画を水素関連の助成事業として採択した。岩谷の22日の記者発表によると、相馬ガスが供給しているLPガスの事業地域に、使用可能な割合で水素を混合したLPガスを導管経由で供給する。2025年1月までに供給を開始する予定。助成期間は2023年度から2025年度。 実証では水素を混合したLPガスを、既存のインフラやガス機器などを利用する形で南相馬市の定住促進住宅の80戸に供給する。南相馬市の支援を受ける一方、浪江町にある福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造される水素の利用も検討するという。
(実証事業のイメージ) 図の出所: 岩谷産業 発表資料
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