経産省=脱炭素目指す「GXリーグ」参加企業、2024年度から179社増
経済産業省は、脱炭素に積極的に取り組む企業で構成する「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」に2024年度から新たに179社が加わり、合計747社が参画すると発表した。GXリーグに参加する企業の温室効果ガス(GHG)排出量は、日本全体の5割を超えるという。新年度から加わる179社には、電力小売りの東京電力エナジーパートナー、運輸業のANAホールディングスや日本航空、JR九州、佐川急便、建設のダイワハウス工業、大林組、製造業の日本板硝子、SUBARU(スバル)、共英製鋼、ローム、ソニーセミコンダクタソリューションズ、金融サービスのオリックスなど幅広い業種の企業が含まれる。 27日の発表によると、GXリーグ参加企業のGHG排出量が各業種で占める割合では、2024年度から航空運輸業、道路貨物運送業、電子部品・デバイス・電子回路製造業で大幅に増える。GHGを自社内で直接排出する分の「スコープ1」と、間接的に排出する分の「スコープ2」の合計量で比べると、航空運輸が2023年12月時点で0%だったが、新年度からは100%。道路運送が18%から86%、電子部品が16%から56%へとそれぞれ上昇する。
(GXリーグ参画状況: 業種の例、2024年3月26日時点) 図の出所: 経済産業省 発表資料
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