大阪産業局=レボエナジーがバイオ燃料トラック実証で企業連合結成へ
公益財団法人大阪産業局は14日、Revo Energy(レボエナジー、大阪市)などがミドリムシ由来のバイオディーゼル燃料を用いた走行実証プロジェクトを実施するため、コンソーシアム(企業連合)を結成すると発表した。レボエナジーは、大阪産業局が開催する健康・脱炭素分野の新興企業を表彰する取り組みの第1回の受賞企業。同社を中心とする企業連合が、来年に開催される大阪・関西万博を見据え、万博会場付近の地域を含む大阪府下で実車のディーゼルトラックを用いてテスト走行し、燃料成分や排気ガスの分析などを実施する。万博が開催されるまでに新しいバイオディーゼル燃料の有用性を検証する計画。 大阪産業局などの共催で企業連合設立の調印式を大阪市北区のグランフロント大阪で28日に行う。開催は10時から12時ごろまでの予定。企業連合には、代表企業であるレボエナジーのほか、池田泉州銀行、SGムービング、エリモHD、サステナブル・ラボ、B-Lab、三井住友海上火災保険が参加する。 実証では、バイオディーゼル燃料の原料となるミドリムシの培養装置や、ミドリムシの油脂を抽出し燃料に変換する装置などを内包したシステムを大阪府内に設置して運用する。同システムにより、電源として太陽光発電を用いることで無駄のないエネルギー循環が可能になるという。システムは万博への出展が予定されている。
(実証の流れ、イメージ) 図の出所: 公益財団法人大阪産業局 発表資料
|
東京 : 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.