東証=Jクレジット取引のマーケットメイカー、2024年度は4社を指定
東京証券取引所はカーボン・クレジット市場で2024年度のマーケットメイカーとして4社を選定した。マーケットメイカーの指定を受けた住友商事と大和証券、丸紅、みずほ銀行が、5月30日から2025年3月21日まで、営業日の午後1時から午後3時までJクレジットの売りと買いの気配を提示する。対象区分は省エネルギーと再生可能エネルギー(電力)。マーケットメイカーによる気配の最大価格差は、二酸化炭素(CO2)1トンあたり200円。売りと買いの最低数量はそれぞれ省エネが500トン、再エネが1,000トン。 東証は昨年11月27日から今年2月29日まで、Jクレジットの適正な価格形成や円滑な流通を促進するため試行的にマーケットメイカー制度を実施した。住友商事、大和証券、丸紅、みずほ銀行、三井物産の5社がマーケットメイカーの指定を受けた。東証の3月の発表によると、マーケットメイカー制度の試行的な導入の前後の比較で、一日の平均売買高が省エネで2.4倍、再エネで6.1倍になったという。
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