アイシンは12日、グループ会社のアイシン高丘がインドネシアで地場パーム油大手トリプトラとバイオマス燃料製造を手掛ける合弁会社ATPバイオインドネシアを設立することで合意したと発表した。ATPは2025年夏をめどにアイシン高丘が開発したコークスの代替燃料「バイオ成型炭」の生産を開始。金属の溶解工程でコークスを多く使う鋳造業界における普及を目指す。同業界はコークス由来の二酸化炭素(CO2)排出削減が急務。コークスをバイオ成型炭に置き換えることでCO2排出を低減できる。バイオ成型炭はパーム油副産物のパーム油ヤシ殻(PKS)を原料に使用。品質的にコークスを100パーセント代替可能という。
