東ガス=自然系の炭素クレジット創出、欧州の投資ファンドに出資へ
東京ガスは2日、自然系のカーボンクレジット(炭素クレジット)創出を目的とする欧州の投資ファンドに出資すると発表した。規模は最大36億円(2,500万米ドル)の予定。出資先はルクセンブルクのネイチャー・ベースド・カーボンファンドで、英国のクライメート・アセットマネジメントが運営する。植林などによる炭素クレジットの創出には広大な土地を必要とするため、今後、中長期的に調達することが困難になる見込みという。東ガスは、植林や自然再生といったプロジェクトを投資対象とするネイチャー・ベースド・カーボンファンドへの出資を通じ、2037年までの12年間にわたり炭素クレジットを調達することを目指す。東ガスは、炭素クレジットを利用して二酸化炭素(CO2)排出量を相殺した都市ガスを扱っている。顧客のニーズや外部環境の変化に応じた商品展開に向けて、炭素クレジットの調達方法についても多様化を進める方針。
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