日産自・大ガス=電力小売りなどで協業、非化石証書を活用
日産自動車と大阪ガスは、一般家庭向けの小売電気事業と電気自動車(EV)に充電する電力の再生可能エネルギー利用で協業する。電力の小売りでは、日産自の子会社である日産トレーデイングが、日産自の販売会社を通じて顧客に電力を提供する計画。再エネで発電した電気の環境価値を証書化した「FIT非化石証書」を付加し、実質的に二酸化炭素(CO2)を排出しない電力として供給する。大ガスは日産トレーデイングに対し電力の卸供給と需給管理を行う。日産神奈川販売と日産部品中央販売が今年12月から電力の小売を開始する。日産自は、その後、取り扱いの販売会社と地域を順次拡大する方針。EV充電用の電力では、日産自が今年度中を目標に、大ガスのグループが保有するFIT(固定価格買取制度)対象の発電所に由来する非化石証書を、日産自の販売会社で使う充電サービス用の電力に付加する。これにより、全国にある115社の販売会社が保有する店舗(約2,000)と日産自の事業所では、EVに充電する電力が実質的に再エネ100%となる。
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