あいおいニッセイ=EVの中古バッテリー流通事業、ミライラボと提携
あいおいニッセイ同和損害保険は1日、電気自動車(EV)の中古バッテリーの流通事業を展開するためMIRAI-LABO(ミライラボ、東京都八王子市)と資本業務提携を締結した。あいおいニッセイとミライラボは、中古バッテリーの供給と診断、再生、流通などに取り組む。EVの普及を受け、バッテリー廃棄の急増が今後、見込まれるという。両社は協業の中で炭素クレジットの創出も手掛ける計画。 提携業務の中の供給と診断、再生では、あいおいニッセイは同社の自動車保険をかけたEVが全損(完全に壊れた状態か、修理費が車両の価値を上回る状態)となった場合、搭載バッテリーをミライラボに供給する。ミライラボは、モジュール(組電池)単位でバッテリーの破損状態などを診断し、モジュールの組み替えにより再生バッテリーを製造する。 販売では、再生バッテリーを活用した製品を中心とするミライラボの製品を、あいおいニッセイが取引先などに販売する。利用を促進するため、ミライラボの再生バッテリーの保証保険をあいおいニッセイが開発し、引き受ける。このほか、再生バッテリーの製造により、新品バッテリーの製造と比較して削減された二酸化炭素(CO2)排出量から炭素クレジットを創出する。バッテリーの効率的な診断方法の開発も行う。
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