2社共同=熊本県の森林でJクレジット創出へ、10年間で1400トン
新出光不動産とディープフォレストテクノロジーズは14日、森林由来の炭素クレジット創出の共同プロジェクトを開始したと発表した。新出光不動産が熊本県八代市で保有する49.3ヘクタールの森林を活用する。国が二酸化炭素(CO2)の削減・吸収量を認証する「Jクレジット」を、2024年9月1日から2034年3月31日の10年間に1,401.7トン(CO2換算)創出する計画。森林管理により創出したJクレジットは、新出光不動産のグループ内でCO2排出の相殺(カーボンオフセット)に使用する。 2020年7月の豪雨により保有林の状況把握が困難になり、状況の可視化を目的として2023年度に京都大学と連携。ドローン(小型無人機)による計測と地形解析を行い、単木単位で種類(樹種)、高さ(樹高)、体積(材積)を推定したという。解析の結果、保有林の多くがスギとヒノキの人工林であったため、環境価値の定量化が可能であることが判明し、Jクレジット創出のプロジェクト開始を決めた。
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