三菱HCキャピタル=合成メタノール、欧州関連会社が供給開始
三菱HCキャピタルは14日、欧州の関連会社ヨーロピアンエナジーが環境配慮型の合成メタノール(e-メタノール)の供給を開始したと発表した。ヨーロピアンエナジーが13日、30万4,000kWの太陽光発電設備や計5万2,000kWの水電解槽などで構成される製造プラントで生産を始めた。デンマークにある同プラントの生産能力は年間最大で約4万2,000トン。環境配慮型の合成メタノールを商業規模で製造するのは世界初という。 製造で使う原料は、再生可能エネルギー由来の電力から製造する「グリーン水素」と生物由来の二酸化炭素「バイオジェニックCO2」。合成メタノールは従来のメタノールに比べ低炭素な合成燃料で、脱炭素化の困難な船舶燃料や化学品・プラスチック原料としての期待が大きい。ヨーロピアンエナジーが製造する合成メタノールは、大手海運APモラー・マースクの輸送燃料、大手医薬品ノボ・ノルディスクや大手玩具レゴのプラスチック原料などとして使用される予定。
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