環境省・経産省=AZECの炭素市場会合、実務者が第1回の情報交換
環境省と経済産業省は19日、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)の枠組みのもとで炭素市場を構築するための第1回会合(AZEC・DCM国際会合)をオンライン形式で開催した。同会合には、AZEC参加11カ国のエネルギー関係省庁や環境関係省庁の政策担当者、関係機関などが参加し、炭素市場の構築に向けた議論を行った。参加者は今回、温室効果ガス(GHG)排出量の可視化に向けた取組、排出削減を評価する指標・手法の開発について情報と意見を交換した。 AZEC・DCM国際会合は、昨年10月開催の第2回AZEC首脳会合で採択された共同声明を受けて発足した。同会合の目的は「サプライチェーン(供給網)全体のGHG排出の可視化を通じた産業の競争力向上」と「質の高い炭素市場の推進」。昨年までに2回開催された「AZECでのJCM(二国間クレジット制度)利活用促進に関する国際会合」(AZEC・JCM国際会合)はAZEC・DCM国際会合に統合された。AZECの参加国は日本のほか、豪州、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム。
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