ENEOSは海洋資源による炭素回収・利用・貯留(CCUS)の調査を行う。20日の発表によると、環境省が4月に募集した調査業務を海洋研究開発機構(JAMSTEC)、港湾空港技術研究所(PARI)と共同で受託した。海藻や海草が吸収・貯留する二酸化炭素(CO2)である「ブルーカーボン」の拡大を目指す。深海の海藻類の分解や状態変化、周辺環境に与える影響について船舶を利用して調査する。炭素貯留量の把握や影響評価のシミュレーションモデルを用いた検討も行う。深海の動画撮影や試料採取(サンプリング)などでは、最大潜航深度6,500メートルの有人潜水調査船「しんかい6500」を活用する予定。

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