農水省=農林水産・排出削減技術の海外展開で企業連合、入会受付開始
農林水産省は10日、温室効果ガス(GHG)の排出削減技術を海外に展開するため設立したコンソーシアム(企業連合)の入会受付を開始した。農水省は5月、農林水産分野のGHG排出削減技術の海外展開に向け、政策パッケージ(通称:MIDORI∞INFINITY、ミドリ・インフィニティ)を策定。これを受け同省は、日本の企業と内外のパートナーとのマッチングを図り、二国間クレジット制度(JCM)の利用にもつながる脱炭素プロジェクトの形成を推進するため、「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」を4日に設立した。 同省は今後、セミナーや討論会の開催などを通じ、企業のマッチングやJCM利用促進のほか、脱炭素プロジェクトの形成・実行に関連する情報共有、成果発信なども実施する予定。11月にブラジルで開催される国連気候変動会議(COP30)などで政策パッケージを発信し、脱炭素投資の農業・食品分野への呼び込みや、気候変動ビジネスに取り組む日本の農業・食品企業の市場拡大につなげていく。企業・団体のコンソーシアムへの入会はウェブサイトの専用フォームを通じて随時受け付ける。
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