経産省=排出量取引小委、制度詳細の検討で第1回会合開催
経済産業省は2日、温室効果ガスの排出量取引制度を検討する小委員会の第1回会合を開催した。5月に改正したGX(グリーントランスフォーメーション)推進法に基づき排出量取引の制度設計に関する技術的事項について審議する。東京大学の大橋弘教授が「排出量取引制度小委員会」の委員長を務め、経団連の池田三知子環境エネルギー本部長、電力中央研究所の上野貴弘上席研究員、連合(日本労働組合総連合会)の冨田珠代総合政策推進局長など9人の委員が議論に参加する。2026年度からの排出量取引制度の本格稼働に向けて、温室効果ガスの排出枠割当の指針、排出量の算定方法、取引価格の上下限、市場運営などについて議論し、年末ごろをめどにとりまとめを行う。経産省は小委のとりまとめを踏まえ、年度末までに必要な省令・告示を策定する予定。
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