伊藤忠商事はこのほど、アンモニア燃料を船に補給(バンカリング)する船舶の新造を佐々木造船と泉鉱業に子会社を通じて発注した。14日の発表によると、予定容量5,000立方メートルの補給船のうち、佐々木造船が船舶を建造し、泉鋼業がアンモニアタンクを製造する。完成は2027年9月ごろで、同年10月以降にシンガポールでバンカリングの実証を行う計画。伊藤忠は実証後にシンガポールでアンモニアバンカリングを事業化し、将来的にはスペインのジブラルタル海峡、エジプトのスエズ運河、日本など世界の海上交通の要衝への事業拡大を目指す。

(アンモニア燃料補給船のイメージ)
図の出所: 伊藤忠商事 発表資料

|