横浜市=水素エンジンバス、産官学連携で実証へ―車両改造で脱炭素
横浜市は、既存のエンジンを改造して水素を燃料とする「水素エンジン」の車両に転換する研究・実証について、リケンNPR、東京都市大学、日清オイリオグループと連携する協定を結んだ。リケンNPRと都市大、日清オイリオは重量車のディーゼルエンジンを水素エンジンに転換する研究と実証に取り組んでおり、5月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業に採択された。水素エンジンが排出するのはほぼ水(H2O)で、二酸化炭素(CO2)を排出しない。 31日の発表によると、市は今後、中古車両を改造して水素エンジンに転換したバスの試験走行を行うほか、エンジン改造の改善点の意見交換、実際の利用環境の提供、普及・啓発活動などを行う予定。実証の車両は、市内でも多くのバス業者が路線用に導入している小型バス(定員35人程度)を活用する。市は連携により水素エンジン転換技術の確立に向けた情報を収集し、市のCO2排出量の約2割を占める運輸部門で脱炭素化手法のひとつとして利用を目指す。 (ディーゼルエンジンから水素エンジンへの転換・イメージ) 図の出所: 横浜市 発表資料
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