東ガスG=自然環境下のメタン濃度、簡易計測・可視化の実証研究開始
東京ガスと東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は、自然環境下のメタン濃度の簡易計測と可視化の実証研究を開始した。東ガスグループ独自の「レーザー式メタン検知技術」と「数値流体シミュレーション技術」をメタン排出削減の定量評価に活用し、炭素クレジットの信頼性向上に役立つ技術の確立を目指す。東ガスは計測と可視化の技術について、水田からのメタン発生量の変化を簡易に計測する手法として活用できるか評価する業務を宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受託した。 レーザー式メタン検知は、赤外線レーザー光を照射し、地面などで乱反射したレーザー光の吸収量によりメタンガスの存在を瞬時に検知する技術。都市ガスの漏洩検査などにも広く利用されている。東ガスとTGESはレーザー式メタン検知技術で計測したデータを、東ガスがこれまでに培ってきた数値流体シミュレーション技術(流体の動きをコンピュータで計算し可視化する技術)を用いて解析し、水田から発生するメタンの拡散現象を周辺環境も踏まえて再現する。再現の結果を削減効果の適切な評価につなげる計画という。 (数値流体シミュレーションのイメージ) 図の出所: 東ガス、TGES 発表資料(7日)
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