環境省はカンボジアと気候変動緩和の取組で連携を強化する。同省は7月17日、カンボジア環境省と気候変動緩和分野の協力意向表明書を締結した。国が1年間に排出・吸収する温室効果ガス(GHG)の量をまとめたデータ「温室効果ガスインベントリ(GHGインベントリ)」の整備などで、環境省がカンボジアを支援する。環境省はカンボジアとの協力を深め、各国が温室効果ガスの排出削減目標(NDC)の進捗状況を2年ごとに国連へ報告する「隔年透明性報告書」作成の後押しや、日本と新興国などがGHG削減・吸収で協力し成果を分け合う「二国間クレジット制度(JCM)」の活用促進につなげることを目指す。

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